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プロダクトデザインについて

「プロダクトデザインって何してんの?」

と聞かれる機会が増えてきているので、

今回はプロダクトデザインについて簡単に紹介します。


プロダクトデザインとは主に製品のデザイン、昔は工業デザインと呼ばれることも多かったようです。王道では、車のデザインや飛行機などの工業製品のデザインや、身近なところでは、家電などもプロダクトデザインに入ります。



具体的なデザインの方法を簡単に紹介します。

人によっても会社によっても方法はこれじゃないとダメというものはないのですが、

一般的な方法は以下の通りです。


  1. アイデアスケッチ

  2. ラフモデル作成(簡単な模型)

  3. 図面も並行して作成する

  4. ファイナルモデル作成(実製品に近い模型)

  5. レンダリング作成、プレゼン用シートの作成


1のアイデアスケッチはこのように、ラフなスケッチでたくさんのデザイン案を考えます。よく、会議なんかでも使われるブレインストーミングとかにも近いところがありますね。

2のラフモデルは、ラフスケッチを元にサイズ感や使い心地を掴むためのプロトタイプのことです。スタイロフォームという断熱材などにも使われる、柔らかい素材でできたプラスチックを使用することが多く、これをカッターでサクッと削り、何個か作成します。



3の図面は、製造業や建築業などの方は見慣れたものと思いますが、こんな感じの図面を作成します。(一番嫌いな工程です。)



4のファイナルモデルは、1~3を繰り返してブラッシュアップをし、最後に決定となったデザインの模型を綺麗に作ります。プレゼン用や展示をするための模型を作ります。ここでいかにうまく作れるかによっても、出来栄えの良し悪しは変わります。最近は、3Dプリンターで射出してそれをファイナルモデルにすることもよくあります。


↓僕がデザインした自転車の鍵のファイナルモデルです。今見返すと、突っ込みどころがあり過ぎて恥ずかしいですね。

5のレンダリングなどは、作ったモデルや3Dソフトを駆使して、デザインをアピールするための資料を作成します。ここでも、写真の撮り方やレイアウトのセンス等々問われてきます。



ざっとこんな感じの流れでデザインをしています。基本的には1~3の工程をずーっと繰り返し、納期を見ながら試行錯誤を重ねていくことに最も労力を使います。



デザイン学校に入るまでは、デザインとは装飾を綺麗にする行為である、と簡単に思っていましたが、勉強を始めてからは操作性やターゲットをデザインすること。プロダクトデザインは"モノ"のデザインだけでなく、プロダクトを使用した人の気持ちや行為をデザインする"コト"のデザインもとても大事なんだということを知りました。


夜間デザイン学校に通い始めて丁度一年が経ちましたが、まだまだ勉強が足りていないし、これからも学び続けたいなと思うオカムラでした。


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ちょっとした山奥でコテージ感覚で使ってみたり、個展を開いてみたり、使い方はいろいろです。


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最後まで読んでいただきありがとうございました。


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