本が読めるようになった話
- jumanji0100player
- 2021年2月14日
- 読了時間: 4分
本読んでますか?
僕はつい最近まで何かにつけて言い訳をし、本を読むことから遠ざかっていました。
代わりにYoutubeを観る時間が増え、受動的にコンテンツを消化する機会が増えました。
(Youtubeを観ることは決して悪いことではないと思います。自分の中でYoutubeとの上手い付き合い方を見つけられないことに若干のストレスを抱えていました。)
ある日、Youtubeサーフィンをしていると、某有名Youtuber兼芸人の方の読書術を紹介する動画に、辿り着きました。そこでは、単純に興味のある本を読む行為「快楽的読書」と、「学習的読書」の2種類に分けて、「学習的読書」の方にフォーカスをして解説をしていました。
「ふむふむこんな読み方があるんやな」と納得した僕ですが、それを踏まえて改めて本を開くことはありませんでした、、、(そもそも本を読むことが当たり前でない人にとって、人に説明するのを意識して読むとか速読とかすること自体がメンドくさいんすよ!!)
ただ、こんな僕でも本に熱中していた時代がありました。それは小学生の時です。その頃はシャーロックホームズを、食い入るように全て読破していました。
あの頃と今では何が違うのだろうと考えた際に思い出したのは、純粋に興味のある本を選んでいなかったということです。今、本を選ぶ基準は、「これを読んで、詳しくなりたい」とか、「これは読んでおかないとな」だったりで、義務感を感じて選んでしまっている節がありました。それが読書の邪魔をしているとしたら本末転倒です。本も転倒します。
そこで本を選ぶ基準として、役に立つ立たないとかの基準で本を買わないことだけを意識して、本を選び読むようにしました。すると、モヤモヤの一部となっていた読書という行為が、案外やさしいものと思えるようになりました。
本来、読書という行為は、知識を取り入れて自分の正義を作り上げる行為ではなくて、
自分の常識とか考えに疑問を持たせてくれるもの、と僕は思っています。
だから、本を読んでいるから偉いとか、本を読まない自分はダメだとかそういう問題ではないのかなと思っています。
また、積ん読をしていることや、買ったのに興味がなくなってしまったものがあっても全然よいのかなとも思います。積ん読は自分の知りたいことを表している鏡であり、積ん読を無くすことが大事なのではなく、積ん読と上手く付き合えることの方が重要だと思います。
(https://studyhacker.net/columns/tsundoku-susume ←のコラムでは、大学教授でも積ん読は何冊もあるとのこと)本格的に読まなそうなら、本を売るなり、人にあげるなりして、その本の新しい人生を歩ませてあげればよいのかなと。
また、本を読むテンションを作るためのとっかかりとして、ZINEなんかもいいのかなと思います。参考までに、僕の読書きっかけ本を何冊か紹介します。
・クソみたいな世界を生き抜くためのパンク的読書/小野寺 伝助
→タイトルにもあるように、パンクの価値観で書評をしている本です。
各本の紹介タイトルが秀逸で、パンクスがこの世の中を生きていくために、
読むべき本を紹介してくれています。パンクスの方はもちろん、そうでない方にもおすすめです。
・暇と退屈の倫理学/國分 功一郎
→正直これは分厚い本ですが、比較的読みやすい本かなと思います。
哲学系の本ですが、「人はなぜ家でじっとしていられないか」
「消費と浪費の違い」であったり、日頃頭の中でぼんやり考えていることが
クリアになっていく感じが読んでいて爽快でした。この自粛期間だからこそなお、著者の主張に考えさせられます。
・旅をする木/星野 道夫
→アラスカをメインに活動された写真家の星野道夫さんのエッセイです。
アラスカの大自然の息遣いが聞こえてくるような、暖かく静かな語り口です。
旅をできない今だからこそ手元に置いておき、リラックスしたいです。
上記の本、ぜひチェックしてみてください。
そして、Amazonではなく、ぜひお近くの書店で探してみてください。
そこで新たな本との出会いがあり、買いたくなるという好循環ができるかもしれません。
もっとソフトに、もっと雑に本と向き合いたいオカムラでした。
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群馬県・渋川市にある僕らの秘密基地「Jumnaji」はクラウドファンディングで支援を集めた資金により電気・水道・冷暖房を備えた施設として稼働しています。
ちょっとした山奥でコテージ感覚で使ってみたり、個展を開いてみたり、使い方はいろいろです。
利用のご相談は「予約/お問合せ」から、もしくはメンバー個人のSNSにダイレクトに連絡してくれても構いません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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