top of page

落語の噺

更新日:2021年3月7日


どうも、イノでございます。

このジュマンジwebmediaは毎週日曜日に更新しています。


さて、日曜日と言えば「明日から仕事か〜」なんて考えながら、少し憂鬱になったりすることもありますよね。

俺は、日曜日は唯一みたいテレビ番組があります。

それは、「笑点」と「鉄腕DASH」です。

笑点は落語家さん達が、大喜利をしている番組ですね。

早めの風呂あがりに、ビールを飲みながら笑点をみるのが至福の時だったりします。

余談ですが、俺の個人事業主としての屋号は「井野商店」です。

「鉄腕DASH」は、いつか無人島が欲しいと思っているので、無人島暮らしのことを考えながら見ています。生き物の生態とか面白いですしね。



そうやって笑点を見ていたら、落語ってどんなものだろうと一時期聞きまくっていました。

最近は、中々落語も聞きに行けていませんが、落語はやっぱり面白いものです。


恐らく、大概の人は古典的なイメージで気軽に聞きにくいイメージがあると思います。

今回はそんな落語の世界について簡単に紹介していこうと思います。





笑点に出ている、黄色い服でお馴染みの林家木久扇さんが言っていた一番短い落語をまずは聞いて下さい。


「隣の家が塀を立てた。」

「へぇ〜」


どうやらこれが一番短い落語らしいです。

多分「え?」と思った方もいると思います。

でも、これも落語なんです。

要は、話に「オチ」がつけば良いんです。


分かりやすい例で言うと、人志松本のすべらない話も立派な落語です。


落語と聞くとなんか難しいイメージがあるかもしれませんが、そんなことはないんです。

古典落語といっても、昔の人のすべらない話なわけです。


とはいえ、なんかお堅いイメージが俺にもあったのは確かです。

まあでも、一回ぐらいちゃんと聞きに行ってみるかと思い、

浅草の演芸ホールに行きました。

古典落語ばっかで、聞きづらいかなーと思っていましたが、全然そんなことなかったです。

最近の時事ネタの話とか、普通にその人の面白い話とかが多かったので、逆に驚きました。

意外と落語って親しみやすいものでした。

こちとら、おもろい話を聞けると思って金を払っていくんですが、ちゃんといろんなネタで笑かしてくれます。





さあ、もう一歩踏み込んで古典落語の話をしていきます。

有名な噺で、「時そば」と言うものがあります。

知らない人のために簡単に説明します。


適当に主人公を「太郎」とします。

太郎がそばを食べにいきました。

すると、横でそばを食べた人がお勘定をしていました。

「店員さん、お勘定お願い!」

「あいよ。そば1杯で10円です。」

「すまねが、手持ちが小銭しかねぇんだが大丈夫かい?」

「はい、大丈夫ですよ。」

「よし、じゃあ数えていってくれよ。1、2、3、4、、あ、今何時だい?」

「今は6時ですね」

「ありがと!7、8、9、10。よし、これで10円だな。ご馳走さん」

「ありがとうございました。」

これを隣で聞いていた太郎は先程の客が10円払っていないことに気づきました。

自分も真似しようと思って、次の日違う蕎麦屋にいきます。

「店員さん、お勘定お願い!」

「あいよ。10円になります。」

「すまねえが、小銭になっちまうんだが、大丈夫かい?」

「大丈夫ですよ。」

「じゃあ、数えてくれよ。1、2、3、4、、あ、今何時だい?」

「今は2時ですね。」

「ありがと!3、4、5、6、7、8、9、10。よし、これで10円だな。ご馳走さん。」


これが時そばの噺です。

古典落語ってある程度「オチ」がわかっていたりしますが、それでもついつい笑ってしまいます。

それは噺家さんの喋り方だったり、間だったり、ストーリー構成だったりします。

だから、同じ噺でも、噺家さんによって「オチ」が少し違ったりします。


「時そば」「まんじゅうこわい」「寿限無」なんかは、ベタですが、一度ちゃんと聞いてみるのも面白いもんです。


好きな噺をいろんな人の喋りで聞いてみるのも良いですし、好きな噺家さんの噺を聞いて行くのも面白いです。

細かく言えば色々あるんですが、本当に細かいので省略しておきます。



今まで「オチ」のある噺として、分かりやすく笑えることを挙げて来ましたが、何も笑いだけが「オチ」ではありません。

大半がそう言う滑稽噺ですが、人情的に感動する人情噺だったり、怖い怪談噺も落語にはあります。また、季節ごとの噺や、本当に訳のわからない噺もあります。





最後に好きな噺と噺家さんを紹介して終わりにしたいと思います。


・「皿屋敷」ー桂枝雀(かつらしじゃく)

お皿が1枚、2枚で有名な噺ですが、実は笑える噺なんです。

特に桂枝雀さんのは必ず笑えます。


・「しじみ売り」ー立川志の輔

しじみを売っている少年の、感動噺です。


・「粗忽長屋」ー立川談志

粗忽(そこつ)とは、今に訳すと「そそっかしい」という意味です。

そそかっしい人のバカな噺です。


・「芝浜」ー立川談志

夫婦愛の人情噺です。

この噺は人情噺の中でも特に人気があります。


・「薬缶(やかん)」ー立川談志

これはとにかくくだらない噺です。


お分かりの通り、立川談志さんが好きです。


まあ、そんな感じでございます。

日曜の憂鬱は、落語でも聞いて笑って過ごしてみてはいかがでしょうか。



もはや平日も日曜も関係のない落伍者の噺でした。

それでは、お後がよろしいようで。




----------------------------------------

群馬県・渋川市にある僕らの秘密基地「Jumanji」はクラウドファンディングで支援を集めた資金により電気・水道・冷暖房を備えた施設として稼働しています。

ちょっとした山奥でコテージ感覚で使ってみたり、個展を開いてみたり、使い方はいろいろです。

利用のご相談は「予約/お問合せ」から、もしくはメンバー個人のSNSにダイレクトに連絡してくれても構いません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

----------------------------------------




Comments


Jumanjiに関するお問い合わせはこちらから

メッセージが送信されました。

© 2023 トレイン・オブ・ソート Wix.comを使って作成されました

bottom of page