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年末年始は『男はつらいよ』


今年もまもなく終わりますね。

そんな中どんな記事を書こうかなと、考えていました。

俺の中では、年末年始と言えば『男はつらいよ』なんです。


男はつらいよの主役「車寅次郎」こと、通称「寅さん」。

見たことはなくても、名前ぐらいは聞いたことがあると思います。


『男はつらいよ』の魅力は、

寅さんの人柄、寅さんの投げかける人生論、周りの人たちの優しさ、

人情味溢れる物語、日本の良さを実感する風景。

ここが本当に素晴らしいところなんです。

今回はそんな寅さんの魅力にフォーカスを当てて話していこうと思います。


気になったら、ぜひ見て下さい。

映画『イントゥ・ザ・ワイルド』の言葉を借りれば、

「幸福が現実となるのは、それを誰かと分かち合った時だ」

みたいな感じで、誰かと分かち合いたいんです。





まずは、ざっくりと『男はつらいよ』の紹介をします。

1969年に映画第1作目が公開され、2019年に第50作目が公開されました。

もちろん、全部見てます、、、


50作もありますが、基本的な話の流れはほとんど全部一緒です。

旅暮らしをして、旅先で稼いで、その日暮らしをしている寅さん。

ふとした拍子に故郷の柴又に戻ってきては、何かと騒動を起こします。

そして、旅先で出会ったマドンナに恋をして、失恋をして、また旅にでる。

そんなストーリーです。

これがねぇ、シンプルな故に人間味が非常に良く見えて良いんですよ。


「昭和も遠くなりにけり」じゃないですけど、僕らが知らない古き良きものを

映像で見れるのは貴重だと思っています。









さあ、前置きはこれぐらいにして「寅さん」の魅力に迫っていこうと思います。


寅さんは、ガサツで口も悪く、頑固者。定職にも付かず、その日暮らし。

でも、心根は優しく義理人情に厚い人間です。

どこか不器用で、めんどくさい奴ですけど、憎めないような人です。


側から見れば、変わり者です。

でも、そんな寅さんが一番人間味があって、楽しそうで、自由なんですよね。

なんか、寅さんが一番本質を捉えている感じがするんですよね。


ろくでもないかもしれないですけど、人生を楽しんで謳歌している風に感じます。

いろんなしがらみに囚われずに、純粋に生きているようです。

だからこそ、カッコよく思えるし、憧れもします。


そして、見ていて感じるのは男ってやっぱバカな生き物だよな〜ってことです。

寅さんは本当に見ていてバカだな〜って思います。

でも、そんなとこにこそ不思議と人間味って現れてくるんですよね。


とまあ、言葉にしてみたもののうまく言い表せないんで、

寅さんの名言をいくつか紹介していこうと思います。




「風の奴が東から西に吹いていますんでね、西の方へでも行きますか」

第42作『男はつらいよ 僕の叔父さん』


「ざまあ見ろい。人間はね、理屈なんかじゃ動かねえんだよ」

第1作『男はつらいよ。』


「何と言うかな。あー生まれてきてよかった。そう思うことが何遍かあるだろう。そのために人間生きてんじゃねのか?」

第39作『男はつらいよ 寅次郎物語』


「寂しさなんてのはなぁ、歩いてるうちに風が吹き飛ばしてくれらぁ」

第44作『男はつらいよ 寅次郎の告白』


「上等、上等、あったかい味噌汁さえありゃ充分よ。あとはおしんこと海苔とタラコ一腹ね、辛子の効いた納豆、これにはね、生ネギを細かく刻んでたっぷり入れてくれよ、あとは塩昆布に生卵でも添えてくれりゃ、もう何もいらねえよ、おばちゃん。」

第1作 『男はつらいよ。』






まあ、寅さんはそんな奴です。

魅力が伝わりきっていないのは、百も承知です。

要するに見て欲しいんです。


50作もあるので、おすすめ3本をあげておきます。

第1作『男はつらいよ。』

第15作『男はつらいよ 寅次郎相合傘』

第17作『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』


正直どこから見ても楽しめます。

ただ、42作目以降は寅さんではなく、甥の満男が主役になります。


今回記事を書くにあたって、自分も1作目をまた見返しました。

10回以上見てるのに、またちゃんと笑って泣けました。

これは、やっぱり安心しておすすめできます。


年末年始、コロナで外出を控えようと思っている方は、

ぜひ『男をつらいよ』シリーズを楽しんでみてはいかがでしょうか?



コロナで大変かもしれないけど、無理はせず楽しんでいきましょうよ。

嫌になったら、ふらりと旅に出ちまえばいいさ。


寅さんならきっとこう言いますよ。

「生きてる?そりゃ結構だ。

結構毛だらけ猫灰だらけ、お尻の周りはクソだらけってな。」



以上、フーテンのイノでした。



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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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