年末年始は『男はつらいよ』
- jumanji0100player
- 2020年12月20日
- 読了時間: 4分
今年もまもなく終わりますね。
そんな中どんな記事を書こうかなと、考えていました。
俺の中では、年末年始と言えば『男はつらいよ』なんです。
男はつらいよの主役「車寅次郎」こと、通称「寅さん」。
見たことはなくても、名前ぐらいは聞いたことがあると思います。
『男はつらいよ』の魅力は、
寅さんの人柄、寅さんの投げかける人生論、周りの人たちの優しさ、
人情味溢れる物語、日本の良さを実感する風景。
ここが本当に素晴らしいところなんです。
今回はそんな寅さんの魅力にフォーカスを当てて話していこうと思います。
気になったら、ぜひ見て下さい。
映画『イントゥ・ザ・ワイルド』の言葉を借りれば、
「幸福が現実となるのは、それを誰かと分かち合った時だ」
みたいな感じで、誰かと分かち合いたいんです。
まずは、ざっくりと『男はつらいよ』の紹介をします。
1969年に映画第1作目が公開され、2019年に第50作目が公開されました。
もちろん、全部見てます、、、
50作もありますが、基本的な話の流れはほとんど全部一緒です。
旅暮らしをして、旅先で稼いで、その日暮らしをしている寅さん。
ふとした拍子に故郷の柴又に戻ってきては、何かと騒動を起こします。
そして、旅先で出会ったマドンナに恋をして、失恋をして、また旅にでる。
そんなストーリーです。
これがねぇ、シンプルな故に人間味が非常に良く見えて良いんですよ。
「昭和も遠くなりにけり」じゃないですけど、僕らが知らない古き良きものを
映像で見れるのは貴重だと思っています。

さあ、前置きはこれぐらいにして「寅さん」の魅力に迫っていこうと思います。
寅さんは、ガサツで口も悪く、頑固者。定職にも付かず、その日暮らし。
でも、心根は優しく義理人情に厚い人間です。
どこか不器用で、めんどくさい奴ですけど、憎めないような人です。
側から見れば、変わり者です。
でも、そんな寅さんが一番人間味があって、楽しそうで、自由なんですよね。
なんか、寅さんが一番本質を捉えている感じがするんですよね。
ろくでもないかもしれないですけど、人生を楽しんで謳歌している風に感じます。
いろんなしがらみに囚われずに、純粋に生きているようです。
だからこそ、カッコよく思えるし、憧れもします。
そして、見ていて感じるのは男ってやっぱバカな生き物だよな〜ってことです。
寅さんは本当に見ていてバカだな〜って思います。
でも、そんなとこにこそ不思議と人間味って現れてくるんですよね。
とまあ、言葉にしてみたもののうまく言い表せないんで、
寅さんの名言をいくつか紹介していこうと思います。
「風の奴が東から西に吹いていますんでね、西の方へでも行きますか」
第42作『男はつらいよ 僕の叔父さん』
「ざまあ見ろい。人間はね、理屈なんかじゃ動かねえんだよ」
第1作『男はつらいよ。』
「何と言うかな。あー生まれてきてよかった。そう思うことが何遍かあるだろう。そのために人間生きてんじゃねのか?」
第39作『男はつらいよ 寅次郎物語』
「寂しさなんてのはなぁ、歩いてるうちに風が吹き飛ばしてくれらぁ」
第44作『男はつらいよ 寅次郎の告白』
「上等、上等、あったかい味噌汁さえありゃ充分よ。あとはおしんこと海苔とタラコ一腹ね、辛子の効いた納豆、これにはね、生ネギを細かく刻んでたっぷり入れてくれよ、あとは塩昆布に生卵でも添えてくれりゃ、もう何もいらねえよ、おばちゃん。」
第1作 『男はつらいよ。』

まあ、寅さんはそんな奴です。
魅力が伝わりきっていないのは、百も承知です。
要するに見て欲しいんです。
50作もあるので、おすすめ3本をあげておきます。
第1作『男はつらいよ。』
第15作『男はつらいよ 寅次郎相合傘』
第17作『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』
正直どこから見ても楽しめます。
ただ、42作目以降は寅さんではなく、甥の満男が主役になります。
今回記事を書くにあたって、自分も1作目をまた見返しました。
10回以上見てるのに、またちゃんと笑って泣けました。
これは、やっぱり安心しておすすめできます。
年末年始、コロナで外出を控えようと思っている方は、
ぜひ『男をつらいよ』シリーズを楽しんでみてはいかがでしょうか?
コロナで大変かもしれないけど、無理はせず楽しんでいきましょうよ。
嫌になったら、ふらりと旅に出ちまえばいいさ。
寅さんならきっとこう言いますよ。
「生きてる?そりゃ結構だ。
結構毛だらけ猫灰だらけ、お尻の周りはクソだらけってな。」
以上、フーテンのイノでした。
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