むしろ"今さら"読むのがちょうどいい
- jumanji0100player
- 2021年3月7日
- 読了時間: 4分
こんにちは、イッセイです。
今日は今こそ進撃の巨人を読んでほしいという話です。
なんだかんだしっかり読んだことない人に勧めたい。
「進撃の巨人」とは巨大な壁の中で暮らす人類と壁の外に生息している巨人が闘う物語。
2009年に『別冊少年マガジン』創刊号で連載スタートし、2013年にはアニメ化、2015年には実写映画化もされて話題になりました。
なんで今さら?って思いますよね。
でも、今このタイミングだから読んでほしいわけです。
実はこの「進撃の巨人」はもうすぐ終わります。
来月の4月に発売される別冊マガジンの139話を持って連載終了することが明言されています。
読んでない人からするとおそらく、「6、7年前に流行った漫画」っていうイメージがあると思います。
だからこそ、一言申したい!
それはマジでもったいない!!!!!
何故かというと、爆発的なブームからしばらくの時が経った今、「進撃の巨人」は当時のイメージとはまったく違う物語になっているから。
こちらの2つのニュースをのタイトルだけ見ていただきたい。
(記事本文には最新話までの重要なネタバレがあるので開かないでね)
➀『進撃の巨人』を読んだ東大生が「世界史を学ぶ最強の教科書」と考える理由
➁アニメ『進撃の巨人』“歴史”を巡って物議! サブスクから削除される事態に発展
1つめのニュースですが、「進撃の巨人」は世界の現状を映し出している、それゆえ世界史を学ぶための最高の教科書だと東大生が語っています。
2つめのニュースは現在NHKで放送中「進撃の巨人 The Final Season」でのとあるエピソードで、歴史についての描写が物議を醸してAmazonプライムから一時的に削除されたという話です。
これはいずれも今年の2月に入ってからのニュースです。
さて、ここまで読んで何となく違和感を感じている「進撃の巨人」を読んだことのない人、いるんじゃないでしょうか。
そう、進撃の巨人はもはや「人類と巨人が闘うただのアクション漫画」ではなくなっているということです。
この2つのニュースでどちらも語られているのは「歴史」の話。
フィクションの中だと思って読んでいたはずの、「壁の中で暮らす人類」の話がいつの間にか実は「現代に生きる私たち」自身の話だったと気づく瞬間にとある時点でぶち当たります。
でもこの「瞬間」は、ブームが起きたアニメ化の2013年~2015年の時点ではまだ訪れてなかったんですよね。
その数年先、ブームが落ち着いた2017年ごろにやっとこさ、このあたりの「歴史」とかの確信には触れる物語に転換していったので。
そんな惜しいタイミングでのすれ違いがあったからこそ、
読んだことのない人からすると、単なる「人類と異形の生物が闘うアクション漫画」みたいなイメージのままになっていると思います。
物語が確信に触れる時までリアルタイムで追っかけてきた僕らはもうずっともやもやしてました。
今でも忘れないのは、
3巻まで読んだとき「謎だらけで面白い!あと3年は経たないと謎解けないな!」と思っていた当時の高校1年生の僕。
11巻まで読んで「え??さらに謎増えたやん。『〇〇』って何のこと??え?この先にそんな『〇〇』がまだあるの?全部わかるのにはまだ5年くらい必要やん」と風呂敷の広がり具合に頭がくらくらしてきた大学1年生の僕。
さらに23巻で「あーーーーやべーー。これ下手したら一生続くんじゃない」と、生きる理由の一つに「『進撃の巨人』の完結を見届ける」が追加された社会人1年目の僕。
時間をかけて読んでいたら、作中の主人公たちと同じようにいつの間にか自分も歳を重ねていました。
で、す、が!
今ならそれが即席でノンストップで全部読めてしまう!!!
奥さん今ですよ!!!!
今最も熟成されて食べ時な漫画、それが進撃の巨人です。
「今さら読み始めるなんてなぁ」と思ってる方、全然問題ないです。
むしろ、このタイミングで読むのが一番賢い、かもしれない。笑
僕たちリアルタイム勢は毎月毎月更新される物語の先を想像するのに、人生の貴重な時間をあまりにも多く消費してきてしまいました。
こんなに壮大で美しい物語を一気に読めるのがマジでうらやましい。
ということで、まだ読んでない方是非手を出してみてください!
もちろんアニメのシーズン1や実写映画までで止まっている方も!
最終巻34巻は2021年6月9日発売予定!
アニメもファイナルシーズンをNHKで放送中!
アニメはシーズン1~ファイナルシーズンの最新話71話までが各種サブスクで配信中!
最終巻発売されたら次はネタバレゴリゴリな記事書きます。
それでは!
ということで今こそ「進撃の巨人」を見ていただきたい。
以上、イッセイでした。
----------------------------------------
群馬県・渋川市にある僕らの秘密基地「Jumanji」はクラウドファンディングで支援を集めた資金により電気・水道・冷暖房を備えた施設として稼働しています。
ちょっとした山奥でコテージ感覚で使ってみたり、個展を開いてみたり、使い方はいろいろです。
利用のご相談は「予約/お問合せ」から、もしくはメンバー個人のSNSにダイレクトに連絡してくれても構いません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
----------------------------------------
Comentários