サブスクで解禁してほしいアルバム3選
- jumanji0100player
- 2021年4月4日
- 読了時間: 7分
皆さんこんにちは。イッセイです。
今回は音楽関係の話をお届けします。
先日、日本の音楽シーンに燦然と輝く歴史的名盤「ロンバケ」こと「A LONG VACATION」の発売40年を記念して、
大瀧詠一さんの楽曲がサブスクで解禁されたことが話題になりました。
「く~ちびる~~ツンと~~とがらせぇて~~~」の歌いだしから始まる『君は天然色』をはじめとした、誰もが一度は聞いたことのある数々の名曲がついにサブスクで手軽に聴けるようになりました。

ナタリー「大滝詠一の全楽曲サブスク解禁」
今となってはあたり前のようにサブスクで色々な音楽を聴くけど、実はまだ解禁されていないから楽曲を購入しないと聴けないアーティストもたくさんいますよね。
やっとこさ解禁されたアーティストはここ1〜2年を思い返しただけでも結構いるよなあと。
(個人的に印象深いのは竹内まりや、米津玄師、aikoのサブスク解禁)
有名どころで言うと実はB’zとかマキシマムザホルモンとかもサブスクはまだ解禁されていないらしいです。
今までサブスクで聴けなかった音楽が解禁されるというのは、そのアーティストが好きな人からしてみたら嬉しいことですよね。
ということで今回は、僕が好きでサブスクで聴きたいのにまだ解禁されていないアルバムを3枚あげてみました。
みんなが知っているようなアーティストではないため「誰だそれ」、ってなる可能性大なのでそのアーティストの紹介とかも交えながら書いていきます。
3つ書き出してみて思ったのはいずれも「昔CDを購入してよく聴いていたアルバムだった」ということでした。
個人的な思い出とか音楽遍歴みたいなのが多くなりますがお付き合いください。
1.Adze of penguin | the band apart (2008)
2.Chelsea Light Moving | Chelsea Light Moving (2013)
3.Ghosts & Angels | ART-SCHOOL (2008)
➀Adze of penguin | the band apart (2008)

「バンアパ」の略称で親しまれるバンド「the band apart(ザ・バンド・アパート)」の
4枚目のアルバム。
高校生の頃、カッコいいバンドをたくさん知ってる先輩から教えてもらったバンアパ。
そのバンアパの中で一番好きなのがこのアルバムだった。
このころ聴いていたバンドって最近はあんまり聴かなくなったけど、今でも定期的に聴きたくなるという唯一のバンドがこのバンアパだ。
色推せないオシャレ感というか、ただのオシャレ感にはまらずにベースの音とかめっちゃ心地いいし、朝昼晩でも気分上げたいとき平日休日どんなシチュエーションでもカチッとはまる。
そんな汎用性MAXなアゲアゲオシャソングを聴かせてくれるのがこのバンアパだ。
この「Adze of~」はその中でも一番好きなアルバム。
1曲目の落ち葉の上を歩くような足音のイントロから始まり、
2曲目の「Falling」の「ジャンジャカジャンジャカジャンジャカ……ハッァ~~~~~」っていう歌い出しをまた聴きたくてたまらない。
ちなみにバンアパは2015年以降の楽曲はサブスクで聴けるようになっているのですが、
なんと2018年にリリースされていたベスト盤でいくつかの初期の曲が聴けるようになってました!
ベスト盤用に再録しているのでいくつかの楽曲はアレンジが加わってますが、まさに聞きたかったこのアルバムの何曲かが聴けました。ありがとう。
「Adze of penguin」とか「K and hid bike」みたいな2005~2010年ごろまでの初期のアルバムもフルでいつか聴きたいなぁ。
バンアパの楽曲はこちらから→
オススメのアルバム「20years(A)」(初期の楽曲が聴けるベスト盤)はこちらから→
➁Chelsea Light Moving | Chelsea Light Moving (2013)

これはマジで誰も知らないと思います。
そんなアルバムをここに出してすいません…
「SonicYouthのギタリストが一時的にはじめたバンド」と言えば、その辺りが好きな人にはピンとくるでしょうか。
そうです、アメリカのオルタナティブロックを代表するバンド“SonicYouth”のギター担当、サーストン・ムーア。
彼の率いるSonicYouthとは別名義ので2012年から始動させたバンドです。
高校生の終わりから大学生2年生くらいの頃、
グランジとかシューゲイザーから派生していってSonicYouthみたいなUSオルタナばっか聴いてる時期がありました。
けれどもこのころのSonicYouthは活動休止(離婚騒動とかの頃)していたので、
現代版にアップデートされた新しい彼らの楽曲はもう聴けないのかなと思っていました。
そんな頃、ちょうどメンバーの一人サーストン・ムーアが「Chelsea Light Moving」という名義で新しいバンドを始めるということで「これは買うしかない!」と思い立ち、
大して視聴もせずに高崎駅前のタワレコで即買いした記憶があります。
1曲目の「Burroughs」はゴリゴリのノイズっぽい感じで始まるけど、
全体の雰囲気としてはSonicYouthの2006年のアルバム「RatherRipped」のような、彼ららしさがありつつも夕暮れを彷彿とさせるどこか落ち着いているような雰囲気を個人的に感じます。
もう一度聴いてみたいです。
SonicYouthの楽曲はこちらから→
➂Ghosts & Angels | ART-SCHOOL (2008)

いよいよ最後の3枚目。お待たせしましたこれが大本命。
めちゃくちゃ好きだったバンドART-SCHOOLのベスト盤です。
実はART-SCHOOLって、
初期のミニアルバムやシングルから最新のALまで大半の楽曲はサブスクで解禁されてるんですよね。
でもなぜかこのベスト盤はサブスクでは解禁されていない。
まあ、大半の楽曲は解禁されているので、ベスト盤に入っている楽曲はだいたい聴けます。
けれど、これは「ベスト盤」という流れでこの楽曲たちを聴くことに意味がると思っています。
大してこのバンドのライブをたくさん観に行ったことがあるわけでもないので知った顔して語るのはいささか恐縮ですが、
このART-SCHOOLというバンドを率いる木下理樹という方は本当に繊細で不器用な性格なんだろうなと思っています。
だからこそ、孤独になることの怖さとか人を愛することの痛みみたいなものを歌にしている、みたいな。
多感な時期だったからこそ、この人の唄う歌がすごい好きだった。
そして、この木下理樹という一人の人間の成長を感じ取ることのできるベスト盤が好きだった。
何故なら、
「斜陽」「ロリータキルズミ―」といった初期の粗削りな雰囲気溢れる楽曲から始まって、
メジャーデューしてから発表された「水の中のナイフ」「UNDER MY SKIN」のような楽曲から、孤独や虚無感を背負って生きていくことを嘆くかのような歌になり、
後半から続く「あと10秒で」「BLACL SUNSHINE」「テュペロ・ハニー」のような楽曲では何かの希望を見つけたような温かい日差しの中にいる感覚の歌で終わっていく一連の流れを通して、
一人の人間の誕生から挫折、挫折から希望を見出してまた明日に向かって歩いていくみたいな壮大な物語を聴いているような感覚を覚えたから。
オリジナルアルバムの楽曲を繋ぎ合わせてベスト盤を再現したプレイリストを作ってしまえば多分再現できるんだろうけど、そいうことじゃないんですよね。
この「Ghosts & Angels」というタイトルのベスト盤で聴くからこそ感じるものがたくさんある、そんな気がしてます。
あと、このベスト盤のいいところはCDに木下理樹のライナーノーツがついてくること。
CDの良さってこういうところにもありますよね。
ART-SCHOOLの楽曲はこちらから→
ベスト盤の次に好きなアルバム「Flora」はこちらから→
以上、3枚のアルバムでした。
とまあ、ここまで書いておいて野暮な話ですが、実はこの「サブスクで解禁されてほしい好きな音楽」の手の話には致命的な欠陥がありまして…
それは
「そんなに好きなら金払って音楽を買え」
という正論で全部解決されるということです。
サブスクもいいけどたまには好きなアーティストに直接お金を落とさないといけない気がします。なんとなく。
というのも踏まえたうえで最初に「昔CDを買って持っていたからよく聴いていたアルバムで~」という前置きを入れておきましたので今回のこの3つに関してはお見逃しください…
ここまで読んでいただきありがとうございました。
皆さんには「サブスクで解禁されてほしいあのアルバム、あのアーティスト」はありますか?
今度は自分以外の皆さんの考える「サブスクで解禁されてほしいあのアルバム、あのアーティスト」みたいな話を書いてみるのも面白いかなと思っているので
良かったらインスタのコメントなりDMで教えてください。
ではまた今度。
イッセイでした。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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